プジョー神戸西

タイミングベルトについて

[2009/05/02]サービスエンジニアリーダー　コンサルタントエキスパートテクニシャン井上

皆さんゴールデンウイークどうお過ごしですか。私は一応連休を取っておりますがまだ行き先が決まっておりません。
さて連休になると遠出される方も多いと思いますが。今回お車のメンテナンスとして一度は耳にしたことのあるタイミングベルトについてお話します。
タイミングベルトの交換といえば、高額だとか何キロで交換？とか思い浮かべます。では、なぜ交換しないといけないのか。
それは写真を見ていただけますか。
写真はエンジンの右側のカバーを外したものです。まず⑤がエンジンに空気とガソリン【混合気】を吸い込む為に回っているギア、⑥が排気ガスを出す為に回っているギア、⑦が混合気を吸ったり排たり爆発さしたりしてエンジンの動力になるギア、もしどれかのギアがタイミングをくずせばエンジンは止まってしまいます。この３っのギアをバランスよくつないでいるのが①のタイミングベルトになります。そして②がベルトの張力を調整しているテンショナーベアリング　③がベルトの向きを変えているアイドラベアリング　この3っはエンジンがかかっている間常に回っています。ですから消耗品になるわけです。最後④は冷却水をエンジンに送り出しているウォーターポンプ　これは漏れていればもちろん交換しますが、漏れていなくても交換後漏れたりベルトが新品になる為張力が変わり漏れ出すこともあります、そうすると同じ作業を繰り返しすることになります、ですからタイミングベルト交換時一緒に交換します。

この写真は8万キロ走行したベルトと新品のベルトになります。写真では分りにくいですが山になっている谷のところに亀裂が入ってきます、ひどい状態になると山が２～３個なくなることもあります。そうなると３っのギアのタイミングが崩れエンジンがかからなくなってしまいます。そうなるともっと高額な修理になることでしょう。
そうなる前に早い目の交換をお勧めします。
ちなみに交換時期、料金は車種によって違いますのでスタッフまでお尋ねください。

長い堅い話になりました。すいません。

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